うつ病になると何もかもやる気が無くなって、食事をとる元気すら無くなり、痩せる。と思ってませんか?
それは間違いです。
確かに、うつ病の末期症状になると食べる気力どころか、起き上がる気力もなくなり、やせ細っていきます。
ですが、あくまでも末期症状です。この状態になると人前に姿を見せることはありません。
この記事では、うつ病になると太る理由と、うつ病になってから太ったかな?って人との接し方をまとめます。
うつ病になると太る?
うつ病になるとほとんどの人がまず、太ります。
特に、真面目な人が太る傾向にあると思われます。
なぜなら、病気のなり始めは「元気になるためには食べないといけない」と考え、いつも以上にご飯を食べるようになるからです。そして、うつ病により体がいつも以上に重く、思うように動かすことができません。
自然と食べたら寝る生活になってしまいます。
結果、太ることになります。
体験談「太ってるんだから大丈夫でしょ」
筆者も、うつ病になってからすぐに太りました。
うつ病と診断されたことを認めたくなくて、早く治さないといけないと考え、必死でご飯を食べたことを覚えています。
仕事を2週間休み、必死で治すことだけを考えました。
そして休暇が終わり、仕事が始まると、休暇前以上の仕事の量を任されました。
できないことを伝えると「太ってるんだから大丈夫でしょ」と一蹴されてしまいました。
この言葉は、会社の人だけでなく、家族・親戚・友人…いろんな人に言われました。
ここで思いました。
- 「うつ病になると太っちゃいけないんだ」
- 「食べると病気とわかってもらえない」
- 「食べたくない」
ご飯を食べることが怖くなりました。
ここからは一気に落ちるのが早かったです。
ご飯を食べなくなると、元気がなくなります。
元気がなくなると、ただでさえ重い体が余計に重く感じます。
やがて、起き上がる気力もなくなり、指一本動かすのもしんどくなります。トイレにすら行かなくなり、そのまま数日間過ごすこともあります。
最初に書いた、末期症状です。
うつ病になって、最初は一気に太りました。そして周囲からの心無い言葉のせいで一気に痩せました。
今はなんとか持ち直して、生きることができてます。体重も元に戻ってきています。
うつ病になってから太った人との接し方
まず絶対にやめて欲しいのが「太ってるから〜〜」というフレーズです。当たり前ですが、やめてください。
そして「太った?」と聞くのもやめて欲しいです。
太ったことは本人が一番わかっています。そして、ものすごく気にしています。
真面目であれば真面目であるほど、気にします。
「太っているからただの甘えと思われるのではないか?怠けていると思われるのではないか?」
いろんなことを考えて怯えています。
できるだけ、太ったことに触れないこと。太ったことを気にしていない素ぶりをしてあげてください。
まとめ
あのとき周囲の言葉がなければ、あんなひどい経験をせずに済んだのに。と思います。
うつ病の人が病気になってから太るのは『抵抗している証』です。必死にもがいている証拠です。
決して元気なわけじゃありません。
周囲に急に太った人を見た場合、結婚したとか、何か特別な幸せな事情がない限り、まずはうつ病を疑って見ましょう。
ここまでご覧いただきありがとうございました。