うつ病になったけどやっぱり甘えだと思う【うつ病の辛いこと5+1】

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私はうつ病です。

そして、うつ病は甘えだと思っています。

 

体が動かない?朝起きれない?やる気が出ない?憂鬱?

うるせえ、働けって話ですよ。

そんなもの誰しも感じることですよと。何自分だけ楽しようとしてるんですかと。

 

そんな私がうつ病になりました。

辛かったことをまとめた上で、やっぱり私はうつ病は甘えだと思う。と言うことを記します。

うつ病5つの辛いこと

パニック

まず1つ目はパニックです。

これはすごく辛いです。

 

「うああああああ!」って叫びます。

 

号泣しながら、鼻水垂らしながら、後よだれも出ます。

25歳の汚い男が、頭をぐしゃぐしゃにかきむしりながら、叫び、顔は涙と鼻水とよだれと汗でべちょべちょ。

気を失うこともあります。

 

だいたい30分〜1時間で治ります。

 

気がつくと顔がパリパリになってます。

すごく辛いと言うより、すごく、すごく、怖いです。

私の場合は家族の前でしかなったことがありませんが、これがもし、街中や電車の中とかで起きたとなると…。想像したくありません。

この恐怖のせいで外に出ることができなくなります。

不安発作

頭の中の不安が限界になったときに起きる発作です。

私の場合、主に「またパニックが起きるかもしれない」と言う恐怖から始まります。

 

息が苦しくなって、過呼吸になります。

手足が痺れて、感覚がなくなります。

怖くて怖くて涙が溢れ出て来ます。

このまま死んでしまうのかもしれないと考え、どんどん恐怖が増していきます。

体が痙攣します。

 

だいたい1時間〜2時間で治ります。

これもパニックと同じように、怖くて外に出ることができなくなります。

体が動かない

うつ病の症状でよくあげられるものですね。

 

本当に動かなくなります。指一本ですらも動きません。

何もかもやる気がなくなります。

 

私は、丸2日間、飲まず食わず、トイレにもいかず、布団の上でただ天井を見つめていたことがありました。

今見ている天井が現実なのか夢なのか、生きているのか死んでいるのか、何にもわかりませんでした。

自分を傷つける

自分を傷つける。つまり、自殺未遂です。

 

私はなんども首を吊りました。

失敗してしまう理由は、怖くなってしまうんですよね。

 

足が付く位置で首を吊るので、途中でやめてしまうんです。

首を吊って2〜3分すると、すごく怖くなって「ああ、このまま後10分で気を失って、1時間誰にも見つからないと死ぬんだな」って考えるんです。

そうすると涙が溢れて来て、いろんな人の顔が浮かぶんです。

家族、親戚、友達、自分の葬式はどうなるだろうか、とか、そして首の縄をほどいて、不安発作、パニックです…。

全てのものが敵に見える

いろんなものを疑います。

全てのものが自分を攻撃してるんじゃないかと感じるようになります。

家族、医者、受付の人、病院にいる患者全員。

みんなが自分を見てるんじゃないか、自分をバカにしてるんじゃないか。

怖くなってまた、不安発作、パニック…。

 

 

パニック→不安発作→無気力→自殺未遂→パニック→不安発作→無気力→…

といった風にぐるぐると続きます。

地獄です。

いっそのこと誰か殺してくれ!と考えるようになります。

それでもやっぱりうつ病は甘えだと思う

ざっと5つ、私が体験したうつ病の辛いことについてまとめました。

それでもやっぱり私はうつ病は甘えだと思います。

 

これが一番辛いことです。

 

自分で自分を責め続けてしまうんです。

 

  • うつ病=甘え
  • 自分=うつ病
  • 自分=甘え

といった風に、自分はただ甘えてるバカヤロウだって自分自身を攻撃し続けてしまいます。

 

自分だけじゃない。

他の人間からも責められている気がします。

これは、もう前述ですよね。全てのものが敵に見えるんです。

 

自分すら敵に見えてしまう。

 

誰も味方がいない。

 

居場所がない。

 

自分にすら裏切られるのがうつ病です。

最後に

私はもう手遅れですが、これを読んでいる病気じゃない人はまだ間に合うかもしれません。

 

うつ病は甘えじゃないと自分に言い聞かせてあげてください。

 

私は病気になる前はずっと、うつ病は甘えだと考え続けていました。

その結果が、今の苦しみにつながっています。

 

そうならないためにも、最悪、自分だけは味方にしてあげるためにも、うつ病は甘えじゃないと考えてあげてください。

 

これは、うつ病の人のためじゃありません。

 

自分自身のためです。

 

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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