苦しい。辛い。そんなとき、家族や友人に愚痴をこぼすと思います。
結果、こんな言葉が返ってきたことはないですか?
- 「そんなの、私の〜比べたら…
- 「私だって…だし
- 「こっちもおんなじだ
…だから、そんなのどうってことない」
「そうなんだ…。あの人が平気なら、私も平気なんだ」
違います。そうやって言い聞かせないでください。
あの人が大丈夫だから自分も大丈夫なんて、そんなバカことありません。
何事にも個人差がある
人間には何事にも個人差があります。
- 運動が得意な人がいれば、勉強が得意な人もいる。
- 背が高い人がいれば、低い人もいる。
- 声の大きい人がいれば、小さい人もいる。
- 目の大きさ
- ホクロの位置
- よく泣く人、笑う人
それらと同じように、辛いと感じる人もいれば、感じない人もいる。
人それぞれです。
ですから「他人が辛くないから自分も辛くない」なんてことないんです。
自分の気持ちにフタをしない
自分の感情を押さえ込んでしまうと、後で大変なことが起こります。
私がそうでした。
家族、親戚、友人、会社の人から、冒頭で書いたようなやりとりをした結果、壊れてしまったんです。
辛くないのに、涙が溢れてくるんです。
ポロポロ…。といった感じではなく、ドバーッて感じで、とにかく溢れ出てきて止まらないんです。
それがなんでなのか自分にはわかりません。
「もしかしたら辛いのか?」という考えが一瞬浮かびます。
でも無理やり振り払います。
みんなは辛くないといってるんだ。私だけが根をあげるわけにはいかない。と…。
「何泣いてるんだ、自分は弱いのか?ばかなのか?」と自分を責めます。
責めれば責めるほど涙が出てきます。
もうどうしようもないんです。
そうならないためにも、胸に手を当てて、本当はどうなのか、自分の気持ちをしっかり確かめてください。
自分が劣っているわけじゃない
自分の本当の気持ちが辛いんだってことがわかると、自分を責めたくなると思います。これが一番辛いですよね…。
自分だけが弱くて、ひとりぼっちになる感覚…。
そんなことないですよ。
私はこう考えるようにしてます。
- 誰も私と「全く同じ立場」で「全く同じ状況」で「全く同じ過去」を持って体験したわけじゃない。
- もし、他人が自分と全く同じであったなら、おんなじように苦しんだだろう。
- むしろ、他人が自分の人生を経験していたら、もっと早く根をあげてるはず。自分はすごい!
よくも悪くも、自分のことは自分にしかわかりません。
「どうってことない!」というような考えを押し付けてくるような人たちとは、少し距離を置きましょう。
家族や親戚といった、距離が近い人たちは、できるだけ会話しないよう心がけたいですね。
さいごに
私は辛いとき、ネットで同じことを経験してる人はいないか調べるのですが、そこで私より辛い経験をしてる人を見るとすごく落ち込むんです。
この人はこんなに頑張ってるのに、なんで自分はダメなんだ。って自分を責めてしまう。
落ち込んでいるときは大抵、知らず知らずのうちに誰かと比べてしまってるんです。
そんなときは「人は人!自分は自分!」という言葉を思い出して建て直す様にしてます。
同じ経験をしてる人を調べるのはいいことですが比べない様に気をつけたいですね。